ボトルマン BOT-25 ランダムコレクションVol.01 レビュー

価格:¥1100(1000) 発売日:2021/12/29

ついに!というか、やはり!というか、ボトルマンにもランダム商品の登場です。 ボトルマンにはスターターやブースターの概念が無いので、名前は「ランダムコレクション」。 今回は、発売時期も相まって、どちらかというと往年の「福箱」のような扱いになっています。 当たり「レア」として(これは近年の傾向どおり封入率的には特にレアくないです)新型の「デュアルゴールド」、 ノーマル枠として「コーラマル・エナジー」「アクアスポーツ・シールド」「ギョクロック・4G」の、 計4種でのランダム封入となります。 ノーマル枠3種も、ただの色違いではなく、ホールドパーツが強化タイプとなっていたり、 一部にデュアルゴールドのアーマーを使用していて、 3種そろえるとデュアルゴールドのアーマーの色違いが出来上がるといった趣向となります。 ただ、まぁ、それに伴って成型コストが上がっていると考えられ、価格も200円増しの1000円とやや強気。 ターゲット等「オマケ」が付いていた色違いシリーズと比べると単純にコスパが悪い印象はあります。 まぁ、それもまた福箱だね。ということで。 とりあえず今回も無事コンプできたので、以下それぞれレビューしてみたいと思います。

▼パッケージ


ひとまずこのパッケージ。そう、通常と比率が違います!

高さは通常単品と同じで、横幅が1.5倍暗いといったところでしょうか。 価格上昇に対応した容積増加と思われますが、背を高くした色違いシリーズとも違い、 また新しいフォーマットが投入された感じです。奥行きがミリ単位で違う気がするのはまぁいいや。

▼デュアルゴールド

◆内容物

コアはイエロー、アーマーはゴールド、ホルパはブラック、トリガーはイエロー。不透明で塗装等ありません。 キャップはヘッド用がオリジナルで、発射用は4種共通になる「福」ロゴです。シールもまぁ普通。

◆ホールドパーツ

デュアルゴールドのホルパはローラー。これはローラーがかなり大型化してます。


左からアクスポ、ミルク、ブラック、サラファイ、サメ、と並べてみましたが、 比較的大型だったブラックやサメよりもさらに大型になってます。

左側がアクスポとの比較。右側はサメとの比較。 ローラーが大きくなったといってもホルパ内側への出しろはそれほど増えてなくて軸自体が移動したって感じかな? その分エッジ位置が前よりに移動していてます。 それにしてもエッジ間隔がかなり狭くなってますね。強そうではあるけど大丈夫なんか・・・。

◆トリガー

トリガーはオーソドックスな形状。うん?なんか見覚えあるでこの形状・・・
ギョクロックだこれ!

ほら!!

あーなるほど、既存型流用してるんですね。 ホルパは新型でトリガーは既存型。POMのショット数が倍じゃないですか。高くなるわけだこりゃ。 (これまでの配色傾向的にホルパとトリガーとヘッドのC字パーツはそれで一型でしょ) ギョクロックも強化ホルパって言ってるからには部品入れ替えてるってわけでも無さそうだし。 まぁ、開発費も抑えられるとこは抑えてってとこでしょうか。

◆ボディー

おや、これもなんか見覚えあるぞ・・・これもギョクロックだ!

ほらー

うーん、これまでボトルマンは(プロト系は別として)1機種1ボディだと思ってたから、 (※サラファイヤのボディもケルペプスの流用だと気づく前の感想です)、 ボディ流用していくなら最初っからそういうコンセプトにしといてもよかったんじゃないかなぁ。 まぁ、それだけ、想定より人気で長続きしてるって言うこともできますし、 流用自体もそれはそれで大好物ですのでぜんぜんいいと思います。特に今回はランダム商品ですし。 (※この時点ではダブルスパークリングセットはよく見ていません。)

ちなみに後頭部もまぁそのままなので、この辺はむしろ古めかしさがありますね。

◆本体の完成


というわけで強化ローラーギョクロックデュアルゴールドコアの完成です。 うんまぁ、ギョクロック4Gとも違う色味ですし、もちろん目のシールが違うのでもう魂は別物です。キャップも違うしね!

◆ヘッドアーマー

ヘッドアーマーの組み立ては、C字リングを挿したら上にスライドして、額パーツでロック。 やっぱりこの仕組みが一番安定ですね。絶対ポロらない。 ツノは途中で取り付けてますが、取り付けに干渉は無いので任意の段階で取り付け、差し替え可能です。

◆アームアーマー

アームアーマーはアクアスポーツシールドにも使用されているため、ロングマガジンに公式対応しています。 その辺についてはアクスポシールドのとこで触れるとして、単体の性能を確認。

アクスポのアームに比べると細かいウイング状の突起がついていて、これが結構持ちやすさをサポートしてます。

やっぱり多少なりボディに干渉していて、ある程度威力を抑制している感じ。 ただこれって今回の「初期コア+強化ホルパ」によるホルパ内向きが要因してると思われ、 後期型のコアだとそこまで干渉しないんじゃないかな?

◆フットアーマー

フットアーマーはギョクロック4Gに装備される前提もあるため、コントロール性能を付与したフットアーマーとなっています。 発射口下側をサポートするショートブレードを装備。後方左右に突き出たスタビライザーは指でホールドしやすくなっています。

◆デュアルゴールドの完成


というわけでデュアルゴールドでした。アタリとしての新型ではありましたが、 ギミック的にはホルパ強化されたほぼほぼアクアスポーツのマガジン抜き。 そこまで目を見張るような機能はないですが、 強いうえにローラーの回転もスムーズなホルパ、ポロリしにくいヘッド、マガジン対応しながら握りやすいアーム、こちらもホールドしやすいフット、 と、地味ながら要所を押さえたバランスいい機体となっています。

▼コーラマル・エナジー

◆内容物

ボディは渋いレッド。ワインレッド?あずき色?アーマーはブラック、 ヘッドのみシルバー、ホルパはブラックにラバーがイエロー、トリガーはホワイト。 キャップはどちらも福ロゴ。ヘッドはレッド成型、発射側はデュアルと同じゴールド成型。

やっぱり新規パーツが「代わりに」入っているのであって元のパーツは同梱されてないんですよね。 いや、惜しいなぁ。黒いコーラマルヘッド欲しかったなぁ。いいじゃん福箱なんだし、おまけパーツ付けても。 金型ショット数は変わらないじゃん。材料代?梱包コスト?ここまでしといて? ・・・あぁ、まぁ、ノーマルにおまけパーツつけるとアタリが貧相に見えるか・・・。そうか・・・。

◆ホールドパーツ

ホルパ。ラバー爪は通常と比べるとラバーがやや大きくなってます。 反対のラバー無し側は、元々はエッジに追加肉足し分の突起が見えたのが、新しいほうはエッジ全体が厚くなっているようです。 なるほどラバーだけ厚くすると左右に差が出てくるから、ノーマル爪側を新規にする必要があって、 じゃぁもう両爪とも彫っちゃえよってことですね。

エッジ間隔比べてみましたが、やっぱりやや狭くなってる?左右非対称だと比べにくいですね・・・

◆コアの完成

その他はまぁ同じなので割愛してコア完成。トリガーも既存型なのでここだけ色を変えて白色になってます。

◆アーマー

アーマーも同様に割愛して、既存のコーラマルに、 ヘッドアーマーのみデュアルゴールドのシルバーカラーに入れ替えたものになります。 ヘッドアーマーはツノを左右入れ替えた状態をコーラマルのデフォルトとしていて、 中央の飾りと合わせて、ヘッドアーマー全体でフェニックスの形状を模っています。

◆コーラマル・エナジーの完成

そんな感じでコーラマル・エナジーでした。 まぁ黒コーラマルヘッドが無いのは惜しくはありますが、 牛モチーフのツノを付け替えてフェニックスモチーフにするといったトンチが面白くもあり、 そして渋い色味できちんとかっこよく仕上がっています。 結局、現時点でスピンショットが撃てるのがコーラマルのみで、 その強化ホールドパーツが手に入るのも現時点でこれだけ、というところもポイントになる機体です。

▼アクアスポーツ・シールド

◆内容物

ボディ、アーマー、マガジンと、かなり白いです。強化ホルパはブラック、他トリガー等POMは初期アクスポと同じライトブルーです。 キャップはヘッド用が白、発射用は他と共通のゴールド。

◆ホールドパーツ

さて、強化されたというローラーホルパですが・・・

うん完全にデュアルゴールドのホルパと共通です!清々しいですね!!
いや一緒でいいんですよ。一緒なら一緒、径とか違うなら違うで名前を変えるとか、そういうことをですね・・・。

◆コアの完成

キャップもボディも白いのでかなり白いんですが、ホルパとトリガーのアクセントが効いてて違和感ないですね。ライジング・・・何でもないです。

◆アーマー一式

アームアーマーは、デュアルゴールドと同じものをシルバー成型。それ以外はロングマガジン含めてアクアスポーツの白成型になってます。

◆アームとマガジン

さて、デュアルコールドと共通のアームアーマーですが、 こちらはロングマガジンも付属しているので、その勘合などこちらで見たいと思います。

左から、アクスポノーマル状態、アクスポシールド、ノーマルコアにシールドアームをマガジン半挿しで比較。 ノーマルは比較的マガジンとの幅差が無くてぴったりくらいで入ったけど、 シールドだと比較的腕が広い状態にいてホルパを広げながら入った感じ。 これはホルパのせいかな?アームのせいかな?というわけでノーマルアクスポコアにシールドアームをつけてみたら、 こちらもそこそこ広がっていたので、シールドアーム自体にロングマガジンのパワーウイング効果を若干減らす意図はありそう。 つまり、デュアルゴールドと同じホルパ・アーム構成のアクスポシールドだけど、 マガジンが付くことでパワーのポテンシャルが下がってデュアルゴールドのパワータイプが引き立つってこと? まぁ、多少ホルパ広げ矯正したところで臨界時の開きはもっとあるわけだからマガジンのパワーウイング効果は揺るがないわけですけど。 あと、デュアルゴールドのコアのとこでホルパが内向きになってたけど、結局アーム付けることでその辺の関係もこうなるってことなんですよね。 カオスだな。オカルトホルパにカオスアームだ。

◆アクアスポーツ・シールドの完成

そんな感じのアクアスポーツ・シールドでございました。 アタリのデュアルゴールと比べて、機能的にホルパとアームが同じで単純にマガジンが増加した分、こっちのほうが上位スペックなんじゃね?という、 アクスポの致命的なアドをより引き立てる構成。まぁ、あれかな。もう、マガジンなんて締め撃ちを抑制する拘束具くらいの勢いなのかな?

▼ギョクロック・4G

◆内容物

オレンジを基調にゴールドやシルバーが入ったこれまた渋い配色。 ホルパは黒ですが、それ以外のPOM濃い目の茶色。 あとキャップは同じ色が2個。ん?ここにきてキャップの色をケチる?あれかなギョクロック色数多いからかな?

◆ホールドパーツ

こちらも強化ホルパということで、通常版と比べてみると・・・あーほんのり厚くなってる。ほら先端の辺とか。 あとは若干面取りが減ってるとか?
・・・ていうかこれ、あれと似てない?ほらあれ、最初に見たコーラマルエナジーのラバー無い側の。

あ、まったく一緒ですね。もうこれどっちがどっちだか分んないや。

◆コアの完成

こちらのコアがオレンジなのに対してデュアルゴールドのが同じ型のゴールド成型なので、入れ替えたりしても楽しそう。 そうですよねトリガーまで同じなんですよね・・・。

◆アーマー一式

こちらも、フットアーマーがデュアルゴールドシルバー成型で、それ以外は既存のギョクロックのオレンジとゴールドの成型色となります。

◆ギョクロック・4Gの完成

そんな感じでギョクロック・4Gでした。 新規フットパーツもノーマルギョクロックでカバーしてなかった下方向サポートが付いたという意味でも相性よかったのか。 まぁあれですね。ギョクロックはカラバリの説得力がすごいですね。

▼まとめ

というわけで、以上、ランダムコレクションVol.01のレビューでした。最後までありがとうございました。 新機種は1台だけだけど、ノーマル3種もただのカラバリではなく、強化ホルパやアタリのパーツを分配して搭載っていうのも、 福箱としてただのランダムでないということで、なかなか面白いコンセプトだと思います。 ただ、やはり生じたコストのわりに出来上がった各々の物量が如何せん物足りないかなぁ。 800円の通常品と同じ物量で1000円だとどうしても割高感が否めない。 同じ1000円なら、ノーマルの部品まるまる一式と、追加でレアパーツ1つくらいが、 やはり福箱的にも落としどころなんじゃないなかぁと。金型ショット数変わらないでしょ? あとこれたぶん新規ホルパは、黒1色ってことでトリガーがない分4体分まとめて一型なんじゃないかな? 当たりのコアも華麗に既存型を流用ってのを見ても、そこら辺のコストの兼ね合いなのかもしれませんね。 まぁ福箱だし。(※サラファイアのボディがケルペプス流用なのはまだ気づいてないです。) そういう感じのコストの丸め方嫌いじゃないですし、どんどんやってもらっていいとは思います。 上のほうでも言いましたが、これも最初の想定が崩れてくるほどのヒットと延命から来るものなんでしょうから、 喜ばしく感じてもいますし、その辺のノウハウもうまく活かしながらシリーズ発展していってもらいたいです。(2022/02/27)

オマケ。デュアルゴールド!シルバーver.!ギョクロック鋼コア!額には「COLAMARU」!