ボトルマン BOT-26 ダブルスパークリングセット レビュー

価格:¥1980(1800) 発売日:2021/12/29

はい!初荷お年玉商戦向けのセット商品「ダブルスパークリングセット」になります!ランコレと同時発売のセット商品。重い。

内容的には、それぞれ新型となる2体が一つにセットにされた商品ということですね。 天使と悪魔的なデザインのコントラストはあれど、ブレンドラゴンのように合体とかはせず、 ほんとにシンプルに単品が2個入った感じ。 あとはセットならではということで発射用キャップの数も少し多めなくらいでしょうか。 単品2個分よりは値上がりしてるから「おまけ」とはいいづらいですが。

そんな感じでまぁ単品二個分みたいなイメージでレビュー行ってみましょう。

▼パッケージ


単品2個分入っているということで、大きめパッケージ。

ちょうど単品2個分の幅。上のフック穴部分のデザインもそうですが、ほんとに単品2個が普通に入っているイメージのパッケージです。





中身もまぁキレイに2つ分に分けられてるわけなんですが、ここでシールと取説の袋に注目。

袋こそ一つにまとめられてましたが、なんとシールと取説まで各機体ごとに分けられています。 通常セットものって、単品複数タイプのセットでも取説やシールはまとめられるものですが、これは意外。 こっちの方が合理的なのか、単にそういう趣向なのか、はたまた実は途中まで別々の商品として進行していて、急遽セットにしたのか。面白いですねぇ。

▼スパーキングナイト

◆内容物


スパーキングナイトはボディもアーマーもホワイト。POMはブルー。フットアーマーのデカさがヤバいです。 あーこのキャップのデザイン。あの炭酸水ですね。発射用キャップは3個付属。

◆トリガー

今回のギミックとしては、トリガーの突起をフットアーマーのレールに合わせることで動きをスムーズにしようというものです。 レールにハマる突起部分はプッシュ面ごと別パーツ(フットのところで後述)としているようです。 プッシュ面別パーツと言えばワンダーグレープが思い出されますが、あの時と比べるとパーツ装着前のプッシュ面も単体のトリガーとして成り立っていますね。 ていうかこの形状なんか見覚えが・・・。

やりやがった!ケルペプスの流用ですね。

◆ホールドパーツ

ということは、このノーマル形状ホールドパーツも・・・。

うんケルペプス。POMをまるまる使いまわしてるってことですね。

◆ボディ

ではボディの方はと言いますと、こちらは騎士型ということで、 野性味のあるケルペプスではなく、精悍さのあるスカルピストルが採用されています。

◆コアの完成


というわけで、スパーキングナイトのコアは、 スカルピストルのボディにケルペプスのホルパとトリガーを使ったもの、ということになります。 知っているもの同士の組み合わせ、性能がわかりやすい!

◆ヘッドアーマーの組み立て

これ、ホルパやトリガーのPOM系がケルペプスの流用ということで、 ヘッドアーマーのC字パーツも必然的にケルペプスと同じになっています。 後で説明する「リングサイト」は円形のパーツを頭頂部のツメにパチンと留めます。

ここで注意点。

C字パーツは左の位置ではなく、右の位置まで入ります。 きちんとパチンと入ることでポロリをなくしてるんですが、私はこのミスで多くの画像を取り直しました。 左の状態でもそれなりに組めてしまうから。いや、なんか不格好だなと思ってはいたんですよ・・・

◆アームアーマー

アームアーマーはかなり小型な部類。サラファイアとかと同系統で、フットがデカいと反動でアームが小さくなるのかな?

アームのボディへの当たり方はこんなもん。これも小型だとしっかり当てる傾向ですね。

◆フットアーマー

これがなかなかインパクトのあるサイズ感で、「レールトリガー」のレール部を兼ねているわけですけど、 あれはあくまでトリガーの機能であってフットの機能じゃないようで。 トリガーが大型化した分で握りやすさをサポートするためか小型のウイング状突起も増設されて、さらに大きく感じます。

◆レールトリガー

その本体であるところのトリガープッシュ面増設パーツ。

コアのトリガー、すなわちケルペプストリガーに合わせて作られていて、下から引っ掛けてパチンと固定されます。

で、増設プッシュ面の下部の突起がフットアーマーのレールに合わさって、動きがスムーズになります。

◆アーマー一式

◆スパーキングナイトの完成

やっぱり後方がごちゃごちゃしてると人型メカはカッコいいですね。 バトルビーダマンのあの機体のオマージュとも言われていて、これもオマージュシリーズの一つかな。 今後もバトビーやクラビーやクロビーなんかもちょくちょくオマージュされるのかな。

頭頂部、天使の輪っかに見立てられたリングを起こすと「リングサイト」になります。 これも前後に長くはないので、照準というよりか、高い位置にあるので視界の隅に入りやすいアイポイントが実質のところかなと。

レールトリガー、実際、レールのスムーズさはかなり良い感じなのですが、それにもましてこの小型ウイングが仕事をする。 そもそもボトルマンてどうしてもボディが大きいので持ちにくく、ボディやアームの一つ後ろの細い部分でホールドできると、かなり撃ちやすくなるんですよね。

だからと言ってこれで片手撃ちは無理でしょ。指が裂ける。

▼タンサターン

◆内容物


こちらの成型色はグレー、ブラック、レッド。キャップのモチーフは・・・エナジードリンクかな?

◆トリガー

こちらのトリガーも、なんとも特徴的な形状です。そう、もうお分かりですね。

スカルピストルのトリガーの流用になります。

◆ホールドパーツ

つまりホールドパーツも自動的にスカルピストルとなるわけです。

◆ボディ

こちらは逆にケルペプスのボディの流用となります。つまりサラファイアとも同じ。野性味あふれるマスクが悪魔モチーフを引き立たせますね。

◆コアの完成


というわけで、こちらはスパーキングナイトとは逆に、ボディがケルペプス、POMがスカルピストルという構成になるわけです。 これらが対としてセットとなることで、この構成の面白さが出てきます。

あとそういえば、スパーリングナイトもなんですが、 スカピスやケルペプと比べるとコアの再分解がやりやすかったです。 成型色による違いなのか、それとも微妙に調整されたのか、初期シリーズ並でした。 毎回これくらいがいいなぁ。

◆ヘッドアーマーの組み立て


コアのPOMパーツがスカルピストル流用ということで、ヘッドパーツのC字パーツもスカルピストルと同じになります。 従って、頭部の構造もスカルピストルを踏襲。 いや、それにしてもこの、C字パーツを挿入後ずらして別パーツでロックっていうスカルピストルの構造、何度見ても優秀ですね。

◆アームアーマー

アームアーマーは後方に大きく伸びていて、専用となる「パワーウイング」を装着できます。

ボディへの当たりについては、一応当たってはいるものの、スパーキングナイトほどがっつりとは当たってはいません。 やはりアームの大きさでボディへの当たりのがっつりさの傾向が決まってるみたいですが、やっぱり如何せん理論がわからん。 小さいと小さい分力をかけてしまうから、その分当たりをがっつり目にしてるとか?

◆パワーウイング

これは要するに、アクアスポーツのマガジンのパワーウイング効果を、 マガジンとしての効果を排して、純粋に威力アップのためのパーツとしたものとなります。

実際、ウイング状の部分はアーム側についてて、パワーウイング自体のウイングは、なんというか車のウイング的なウイング。

◆フットアーマー

フットアーマーは、パワータイプっぽい感じですね。トゲトゲ。あれ?このつま先デザインむしろ・・・、たまたまかな?

◆アーマー一式

◆タンサターンの完成

スパーキングナイトがバトビーのアレだ!って話はよく聞いたんですが、こっちはって言うと・・・。 でもほら、左右の大きなツノを無いものと思ってよく見るんだ。これどう見てもスパビーの名機だろ!! さらに言うならこのツノ自体はクロビーの最初期のアレでしょ。 そもそも「天使と悪魔」ってモチーフだけど、「騎士と魔王」モチーフでもあるわけで、それってつまり初期クロビーのそれと同じコンセプトでしょ。 そんな感じで、明確にまるまる「アレのオマージュだ!」とならずに、「アレとコレとソレがなんか混じり合ってる気がする!」くらいのオマージュ、ってのも良いですね。

パワーウイングの矯正性能的には、カウンター側をまぁ、やや押し広げて入っているので、ある程度ホルパを締めてる感じでしょうか。

一応アクスポマガジンと入れ替えもできますね。

やっぱりアクスポマガジンよりかは矯正強度が強めな設定っぽいですね。幅が微妙に広い。 ただ、パーツの剛性がマガジンに比べると柔らかいので、その辺の手応えの違いもあるかもしれません。

後は、アクスポアームとかに比べて、ウイング形状によるグリップ感が良いですね。もともとアクスポアームは引っ掛かりが少なかったので、 持ちやすさの意味でもこちらが一歩優秀かな。

▼まとめ

以上、ダブルスパークリングセット、スパークリングナイトとタンサターンのレビューでした。 結局のところ、新規アーマー2種と、コアはスカルピストルとケルペプスのシャッフルという構成。 デザイン面での対照性以外は、特に連携や合体するというものではなく、ほんとに時期的にアレだからダブルブースターセットにしとけって感じでしょうか? いやまぁデザインの対照がある時点でセットも全然ありですけど。

一応、各機体の機能が干渉しないので、長所を合わせた合体モドキはできます。

耳と腕のスレスレ感からして、ある程度想定はされてるのかな?

デザインの話と言えば、モチーフが炭酸水の天使とエナジードリンクの悪魔ってことで、 カロリーゼロの健康的な奴と、元気が出る代償に命が擦り減るやつの組み合わせってことか。相変わらずユーモアがありますね。

性能面でも、両機ともノーマル系のコアをアーマーでうまく強化してますし、総合的に持ちやすさ発射しやすさが底上げされてる感じで扱いやすいです。

それでは、長々とありがとうございました!(2022/03/07)