ボトルマン BOT-34 レイドブレイブDX レビュー

価格:¥1320(1200) 発売日:2022/08/06

縦向きにキャップを発射するパワータイプの機体。

アニメでは三闘神の一人、赤牛ツバサが使う機体としてかなり強力な描写もされて、序盤から露出の多い機体でしたが、8月になってようやく登場。 そのアニメでの活躍と、商品番号とC.C.レオンDXとの発売順の逆転、4月の初弾から2弾の7月までの不自然な新製品の空白からして、 おそらく5月か6月くらいには発売予定だったと思われますが、何らかの理由で発売を繰り下げられたようですね。

縦型発射と言えば、初期シリーズではワンダーグレープで比較的早い段階から登場していましたが、 その独特の仕組み故の複雑なトリガー機構で、ヘッド以外の互換を排した孤高の機体となっていました。 ドリンクロスシステムでの縦発射構造がどうなってるかに注目しながら、レビュー行ってみたいと思います。

▼パッケージ


そういえばパッケージ形態サイズはコーラマルDXとかと共通ですが、 これ以降、この箱サイズの商品も地味に値上げしているんですよね。この辺も発売順変更に関連してるのかな?

▼内容物

ホルパは通常のDXシリーズに似てますし、トリガー構造もほぼ同じ。アーマーもC.C.レオンDXの構成によく似てますね。これは互換いけるか?

▼ホールドパーツ(ラバーホールド)

名前はコーラマルDXと同じ「ラバーホールド」で、確かに片側にラバーが付いていますが、ラバーは固定式。全然違う。 この名称パラドクスは、別種のコアボトル間のホールドパーツ互換は物理的に一部可能だけどルール上NGなことと、 こちらでよく使っているホールドーパーツの「エッジ」という呼称が公式では使われていないことから、 コアとホールドパーツは名称的に不可分で、ホールドパーツの名前と認識していたものは、そのコアにおけるエッジバリエーションの名称である、 という仮説を提唱して、ひとまずその前提で進行していきたいと思います。

▼バーティカルコアボトル

通常のU型ブリッジのホルパを横に寝かせて使うとかなかなかしゃれてますね。そしてこの爪の向き!そう爪が後方に伸びるR式ホルパです。 初期シリーズのワンダーグレープだと、爪が前に伸びるF式だったから、 キャップを上からローディングしようとするとツメ自身にキャップが干渉するために、ローディングの時トリガーが下に逃げるっていう独特な構造とってたわけですが、 爪が後方に伸びるR式なら爪との干渉が最小限なので、縦型発射縦型装填に向いていたわけですね。 というかR式ホルパはそもそも後方の拡張性に優れてるしホールドパーツ自身がバレルの効果を発揮するから優秀なんですけどね。 弱点はボディが全体的に前方に長くなること。

フロントとリアにロックパーツをつけて固定。ヘッドの基部はこのフロントのロックパーツについてるんですね。

バーティカルコアボトル完成。うん薄い。ヘッド基部以外は意外とすっきりしているというか、通常のアームの基部は無いなこれ。そしてやっぱり長い。


キャップをつけて、うん薄い。一応側面から見るのが正面ぽいですね。面構成は左右対称なんで、どっちから見てもそんなに変わらないですが、 パッケージ的に一応ヘッド基部が向かって左に見える方が正解でしょうか。キャップの締め具合からすると右側正面の方がしっくりくるけど。 フォルム的には丸いボトルじゃなくて角型のペットボトルとかをイメージしてそうですね。薄い。

▼RBトリガー

キャップの取り付けジョイントだから普通のコアと互換利くよね?と思ったけど、どうにも無理そう。


根本的に基部と押し出し面の位置関係が違うんですよ。多分付けれたとしても機能し無さそう。 だから、幅から穴からリブから「絶対に互換させないぞ」って意志を感じる設計です。

▼RBヘッド



ヘッドは本体に左右のツノを挿すだけのシンプル構成。うんさすがに互換ありそう。

▼RBボディ&RBフット


左右のボディパーツと底面のフットパーツがつながる、C.C.レオンDXと似てる構成ですが、こちらは前後の分割は無し。 各パーツが大ぶりになったぶん構成がシンプルになっています。

▼星獣アーマー

というわけで星獣アーマーはこの5ユニットを組み立てる感じでシンプルです。

トリガーを左右のボディで挟んで、フットアーマーの内側に挿し、ヘッドをつけて完成。


やはり四脚獣の星獣アーマーということでC.C.レオンDXのものと似たような感じになってますが、 マガジンが無く、トリガーやヘッドの付け方も違っていて、胴体の中の空間が埋まっている分スリムにもなっています。 うん。薄いなぁ・・・。尻尾のゴツさも牛としてはやや違和感がありますが、まぁ、アーマーを飾るためのスタチューだし多少はね。

▼ボトルマン形態への組み立て

トリガーの取り付けは、前述しましたが、縦向きになって互換がなくなった以外は基本今までと共通です。

ボディパーツをコアにつけますが、ここも既存のDXシリーズとは異なるジョイント方式で、上から引っ掛けて横に挿す感じ。どことなくワンダーグレープを彷彿とさせます。

フットの取り付けは、これまたC.C.レオンDXに近いですが、下爪の影響もあって、やはり互換面はあきらめてる感じですね。

ヘッドとエンブレムキャップを付けて完了。流石にヘッドは互換があります。

▼レイドブレイブDXの完成


コアはスリムだけどボディアーマーのボリューム感とコアの長さで迫力があります。 胴体のボリュームに対しての脚の細さのギャップも良いですし、後方のマフラーのような銃器のようなデザインもカッコいい。

▼使用感

威力はまぁぼちぼち。締め撃ちできないパワータイプとしては初速はちょっと物足りないかもしれませんが、 ドライブでキャップが加速することを加味するとこんなものでしょうか。

あと前述したとおり、バーティカルコアはやや長めなので、やはりなんというか持ちにくさが。 連射や狙い撃ちを重要視してない機体ということもあって気にならないような、やっぱり気になるような・・・ と思ったらばっちりフォローされてました。ボディアーマーの逆向き取り付けです!!

ボディアーマーのジョイントは前後がミラー形状になっているため、左右を反対に取り付けることができるのです。 つまり、キャップの付いたボリューム-な突起部分が、ボディの後端に位置するように取り付けられる。これなら両手撃ちでの安定性は文句なしです。 そしてもちろんルール的にもフォローされてます。ナイス公式!

なおアーマー逆付けで可能性が見えた片手撃ちは・・・、ガンマ式は無理じゃないけど投入口が塞がっちゃいますね。

あ、ビリー式は良いかも。後ろ脚のスネ辺りに中指をかけてやる感じ。しっかり片手でホールドできるし装填口も塞がない。ガンマ式不遇の時代だ。

あと今までの画像でもちらちら見えていましたが、

マガジン接続伏線がある! 独自規格のようですし、以降専用マガジンみたいなものが出るということでしょうか?

▼まとめ

そんな感じでレイドブレイブDXでした。 うーん、DXシステムでバーティカルコアに互換ができるものだとてっきり思ってましたが、やはりバーティカルは孤高のシステムですねぇ。 ただ、大胆なRUタイプホルパの横倒し使用とか、トリガーもシンプルになってストローク次第では次世代での互換の可能性も感じれますし、このタイミングでは十分な出来じゃないでしょうか。 互換が制限された分、アーマーの逆付けや、マガジンの伏線など、DXシリーズでのバーティカルコア独自の運用思想も垣間見れますし、 レイドブレイブのみで終わらず今後もバーティカルコアに対するアプローチが予想されます。どんどん楽しみですね!

(2022/10/22)

BOT-34 レイドブレイブDX 商品情報