ボトルマン初弾レビュー(コーラマル編)


はい。というわけで無事一式入手できました。ボトルマン。
発売日当日なのに全然売ってなかったですね。恐ろしいですね。


まずパッケージの段階でかなり斬新です。
一般的なヘッダーが無い代わりに
折り畳み式のフック穴のためのヘッダーが付いててですね、
これがまたペットボトルのシルエットぽくなって独特なんです。


それでもって、開けるとこんな風になってるんですよ。
見えないところなのに芸が細かいというか。


中身。
組み立てキットですが、ランナーとかは無く、
袋から出してパチパチ組み上げていくだけです。
この辺は同じタカラトミーではゾイドワイルドとかの方式ですね。


パーツは3つの袋に分かれてまして、
各袋はさらに2つくらいのパーツずつで仕切られてます。
食玩とかガチャでよく見る方式ですが、
生産でパッキングの際、入れ忘れとか間違いを防ぐ目的があるとかないとか。

最初だし、取説見ましょ!取説!

フムフム、金属キャップNG…


ほほう。固有名のあるパーツと無いパーツがある…


あぁ、いったんボトルマン本体を完成させるんですね。


シールは組み終わってからの流れか。


個人的にはシールは先に貼りたいんですよね。
組む時にパーツ表面に結構触ってしまうので、その前に。
というわけで以下の組み立てではすでにシール貼ってます。
(撮影順で時々貼ってないのもあるw)


ボトルマン本体のパーツ一式。
独立式ホルパもですが、トリガーの固定方法などもおもしろそう。


まず、なんつってもこのボディ上側パーツ。
なんつぅ形状してやがるんだ。これで1パーツだよ。


うーん。こうかな?基本は前後割で下方向にスライド一発。えぐいわぁ。
特にボディ下側を止めるスナップのフックとか、トリガーの穴回り。
よく1パーツにしたなぁ。あぁ、1パーツじゃないと強度的にアレだったのかなぁ?
よく見ると全体的に肉厚が厚めですね。2mmかな?
それで出来上がりがしっかりした感じになるんですね。

じゃ組み立てますね。

ひとまずホルパから。
ラバー爪をこさえます。


で、右ツメと左ツメを下ボディの軸にさします。
各爪は上下が非対称。つまり裏返して左右入れ替えられないんですよ。
なのでこのコーラマルコア(仮)は右側ラバー。つまり右回転専用なんですね。


トリガーにトリガーベース(仮)を先に入れておきます。
トリガーベースっていうか上下に分かれたトリガーベースのロックパーツといったところでしょうか。
ちなみにトリガーのパッド面は別パーツっぽいですが組み立て済みになってて、
結構強力なスナップフィットっぽく、無理に外すのは怖い感じですね。
スプリングを取り出せなくする安全措置みたいなトコでしょうか。


で、トリガーも下ボディに乗せて、ホルパもろとも上ボディで挟みます。
これトリガー乗せるときスプリングが挟まらないように、
スプリングがちょうどいい位置で止まるようトリガーのスプリング軸にリブが付いてるんですね。

そしてここにも注目。

これ分かりやすくするために下ボディ外してホルパが上ボディについてる状態にしたんですが、

ホルパの後に伸びたリブがボディのスリットで固定されて、
このリブのたわみによって、発射のためのホールドパーツの弾性を確保してる感じ。
クロビーの独立式ホルパをよりシンプルにした感じですね。
ただ、ホルパの発射の負荷をこの肉厚だけで受け止めてることになるので、
(キャップが歪むとか全体的に歪むとかも多少あるでしょうが)
耐久的に最初にぶち壊れるのはこの辺な気はしますね。白化してきたら要注意

それとココ!

トリガーベース部にあるスリット。トリガーの同じ位置にへこみがあるんですね。
これズバリ、セーフティーレバーの痕跡ですよ。
ここにあんな形状のパーツを入れると、接地してないと撃てないセーフティーになりますよ。
これだけしっかり名残ってるってことは、結構急遽仕様変更した感じなんですね。
何だろ?遊び的に空中撃ちとか結構推奨するようになってきて、
逆に威力自体はそれほど問題にならないレベルだったってこと?
下手すると金型上にこのレバーパーツまだ存在してるかも…

さて、気を取り直して、組み立ての続き。

トリガーにささったままのロックパーツを前方に押し込んでボディの上下をロックします。
ロックパーツには内側に返しが設けられててパチンと固定できます。
いや、この組み手順は芸術的でしょ。
ベースとしてはやはりポケモンバシューンがある感じですが、
トリガーにバネが入ったままストンて入れてパチパチっと留めるだけで、
前にも後にもトリガーが抜けなくなるのは感動です。
まぁ、外すときにちょっとコツがいるようになってますが、
そんなに着脱する部分でもないのでそんなもんです。


次は後頭部パーツを付けて…頭頂部パーツをはめ込みます。
後頭部パーツは頭頂部パーツでロックされるので特にパチンもなくシクっと入りますが、
頭頂部パーツにも内側に返しが付いてて、パチンと入ります。
これも着脱にややコツがあって、
スナップ部分が左右なのでリング状の頭頂部パーツを前後に押しつぶすようにしてやると
リングの左右の間隔が開いて着脱させやすくなります。


そんなこんなでコーラマルコア(仮)完成!
この状態でも発射に必要な機能は全部あるので普通に使えます。


あ、一応頭頂部にキャップ付けた状態で完成ですね。
キャップ自体は特に仕事してないのであっても無くても変わらないですが、
この配色のコーラ感がすごいですね。

さて引き続きアーマー作っていきましょうね。

以上がアーマーに使う全パーツ。非常にシンプル。

ヘッドアーマーの組み立て。

組み立てって言っても、本体への固定用パーツ付けて、
くちばし付けて終わりですけどね。


不死鳥モチーフ。


他のアーマーは1パーツで1アーマーなので、特に組み立てもなく。
以上がコーラマルアーマー一式になります。
いやこのゴツいアームも左右それぞれ1パーツ構成なんですよね。
てっきり2パーツ構成かと思ってた。
最初の最初はこの羽だけアームに対して可動して
しめ撃ちするんかと思ってたくらいだからね。

ボトルマン本体へ取り付けていきますね。

ヘッドアーマーの取り付け。
ボトルネックに該当する部分にパチンとはめ込みます。
何というか、汎用性が高そうな固定方法…


アームの取り付け。
ホールドパーツのスリットにアームを直接取り付けます。
ここがこのボトルマンシリーズが特に異端なところ。
発射のたびにアームがダイナミックに動くんで、締め撃ちというか威力コントロールがやりやすい。
そう、「締め撃ちウイング」は「締め撃ちができる」ではなく、
「より締め撃ちがやりやすい」だけで、どいつもこいつもみんな締め撃ちできるんですよ。
んん、まぁ過去見渡してもそんなもんちゃそんなもんか。
とはいえ、他の機種の方で触れますが、
この、「アームがホールドパーツの一部」「そのアームでいろいろなことをやる
ってのがボトルマンならではの発展の可能性を感じさせてくれるんですね。
あとアーム付けてないときのボトルマン本体も余計な突起が出ずにツルンとして美しい。

あぁ、ちなみに、使ってるときは発射の抗力でそんなに気になりませんが
ここの差し込みは比較的簡単にさしてるだけで、結構簡単に外れます。


フットの取り付け。
前側にフックさせながら後方の爪をパチンと入れて固定します。
これも何気に感動。
軸に挿すだけや別パーツで固定でもなく1パーツで固定が完成してそのうえポロポロ取れない。
当たり前でしょって左右一体なところも好印象です。
外すときも思ったよりスムーズに外せますね。すごい。


完成!コーラマル!!
やっと完成しました…。疲れた。
あいや、組み立てはすごい簡単です。ニッパもいらないし構成も最小限。
写真撮ったりコメント書きながら進めたりしなければ瞬殺です。
シール貼るのが気合いるくらいです。


よし発射!!
ギチギチギチ!!
うわ怖!?


キャップの側面のギザギザがホルパに擦れて発射感が凄いんや。
ほんとだホルパのエッジ側にも突起が付いててよりギチギチ感を演出してる。
コーラマルの場合片側ラバーでキャップ回転しながら進行するからさらにゴリゴリギチギチするんや。
多分、発射感があってイイ!って演出なんだろうし、
実際そのほうが子供受けしそうだし、まぁするんだろうけど、
おじさんこれちょっと苦手。もっとスルスル撃ちたいタイプの人です。

ほら、何回か撃っただけでキャップの側面なめてきたし。
貴重な公式キャップはなるべく使わず市販のキャップバリバリ使いましょ。


そんなこんなでひとまずボトルマン初弾レビュー(コーラマル編)でした。
うん。簡単組み立てなのに完成するとしっかりした造りになってるのは
ほんとに今までのノウハウが活かしきれてる感じで感動ですわ。
次世代を担う感じのホビーに発展していってもらいたいですね。

引き続き、初弾レビューの「アクアスポーツ&ギョクロック編」も用意するんで、そちらもお楽しみに。

2020/10/25